食品ロス【しょくひんろす】

まだ食べられるのに、様々な理由で捨てられてしまう食品のこと。

食品ロスは、食べものの生産現場からわたしたちの家庭や暮らしなどあらゆるところで発生しています。例えば、生産現場では規格に合わない・傷があるなどの理由で買い取られなかった農作物、飲食店では売れ残りや食べ残し、家庭では消費できずに廃棄する食べものや賞味期限切れなどが食品ロスに当たります。
日本では「フードロス」という言葉が同じ意味で使われることも多いですが、少し注意が必要です。英語のfood lossは流通や供給側の判断で食品量が減ることを意味しており、消費者側の理由で廃棄になる食べ物はfood wasteと使い分けられています。そのため「フードロス 」と言うと、場合によっては廃棄理由や問題が不明瞭になることがあり、国内の公の資料などには「食品ロス」が用いられます。

日本の食品ロスは年間約600万トン以上(平成30年度推計値)にもなり、日本の現人口でひとり一日あたりに換算すると139gです。お茶碗約1杯のご飯に相当する量の食べ物を、わたしたち全員が毎日廃棄していることになります。食品ロスを減らすことは食料資源の有効利用だけでなく、CO2排出量の削減など気候危機に向けた対策としても重要な課題です。

「もったいない」という言葉をもつ日本で、農家さんや食の作り手さんたちが作ってくれた大切な食べ物を無駄にしないために、わたしたちの家庭でもできる工夫がたくさんあります。ハタケトでは農家である小池菜摘さんの生産現場の声やなぎさわまどかさんの家庭菜園や暮らしの知恵いまむらゆいさんの野菜料理の工夫などを紹介しているので、ぜひ覗いてみてくださいね。

(文:わださえこ)

(参考)

農林水産省(食品ロスとは)
農林水産省(食品ロスの現状を知る)
環境省(事業者向け情報)
消費者庁(家庭での食品ロスを減らそう)

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