こんにちは、いまむらゆいです。

前回に引き続き、野菜を食べることが大好きなわたしが、野菜をよりおいしく食べるコツをご紹介します。今回、注目した野菜は「かぼちゃ」。心に余裕のないときにこそおすすめしたい、いつもとは一味違う食べ方で、心をほぐしてみませんか。

かぼちゃ料理といえば煮物やサラダなど、ほくほく食感を楽しむ料理が定番。ですが最近では、コリンキーやバターナッツなど、生で食べるかぼちゃも多く登場していて、よりかぼちゃの食べ方を幅広く楽しめるようになってきました。

出回り始めの走りの水分たっぷりのかぼちゃは、煮物にするとべちゃべちゃとしてしまいがちですが、生で食べるとポリポリ、シャキシャキとした食感が楽しめます。まだ少し暑さの残る時期には、この「ポリポリ、シャキシャキ」の食感を生かすことがかぼちゃ料理を楽しむコツです。

おいしさを感じる力

(農家さん自慢の雪化粧かぼちゃ。中は黄色くほっくり。農家さんのもとへ野菜の集荷に行ったときのひとコマ)

ここで少し、おいしさを感じる力についてのお話。

最近、おいしいものをおいしいと感じて食べることができていますか?何かに追われるように日々を過ごしていると、おいしさを感じる力が鈍くなりがちです。

わたし自身、忙しく仕事をしていた時期には、お昼ごはんをコンビニでパッと買って食べることも多々あり、「お腹は満たされるけど、なんだか物足りない」と感じていました。

そんなことを深く考える余裕もなく過ごしていましたが、今振り返ると、ごはんに対する感度が低いままに、味うことなく食べていたことが満たされなかった理由だと気が付きました。パソコンを前にして思考をぐるぐるとさせながら食べるごはんは、どんなにおいしいものでも本当のおいしさをなかなか感じとれません。

何を食べるかということよりも、それ以前においしいものをおいしいと感じて食べることができているかのほうが、よっぽど大切だと感じています。

目の前のごはんだけに集中する時間を、ほんの少しでも自分に作ってあげる。きっと、お腹も心も満たしてくれるごはんになるはずです。

わたしが思う、「おいしいと感じて食べる」は、「五感を使って食べる」ということです。料理の見た目、香り、味、食感、食べる時の音。五感をフルに使ってごはんと向き合ってみると、ごはんの味は格段に変わります。

行き詰まった時、心に余裕がない時にこそ、五感を使う食べ方はとても気分転換になります。それだけではなく、感度を上げることは、自然と自己肯定感を高めてくれたりもします。

話は戻って、今回ご紹介する千切りかぼちゃも、まさにおいしさの感度を上げるにはもってこいの食べ方です。

おいしさの感度を上げる「千切りかぼちゃ」

かぼちゃは千切りにすると、見た目や食感、味にもいろいろな変化があります。スッとかぼちゃを切る音、包丁から伝わる感覚、変わっていく見た目、一つ一つの動作が五感を刺激してくれます。食べた時には、ポリポリやシャキシャキとした食感、噛むほど広がる甘みがあります。

かぼちゃの千切りと聞いて、面倒くさそうと思うかもしれません。はい、その通りです(笑)でも、一度味わえば、見え方が少し変わってくるはずですよ!

まずは、かぼちゃを薄切りに。より細い千切りにしたいときには、ピーラーやスライサーを使っても。そこからさらに包丁で千切りにしていきます。

(基本の姿勢と包丁の使い方は、こちら以前の記事を参考に。)

千切りにしたかぼちゃはさっと湯通しして、そのままか、さっと湯通しするかはお好みで。今回は豚しゃぶサラダにトッピングしてみました。ほんのり甘いシャキシャキのかぼちゃとさっぱりした旨みのある豚しゃぶは相性抜群です。

もう一品は千切りかぼちゃのガレット。千切りかぼちゃを焼いて、カリッとさせる食べ方もおすすめです。

千切りかぼちゃ50gと小麦粉小さじ1をボウルに合わせて、オイルを引いたフライパンに薄く広げて両面を焼き付けます。お皿に盛り付けて、軽く塩を振ったら完成。カリッとした焼き目が香ばしくて、千切りも楽しみになっちゃう一品です。

他にもきゅうりやにんじんの千切りと合わせて千切りサラダにしたり、ナムルにしてみるのもおすすめ。千切りまで切らなくても、ピーラーなどで薄く切ったかぼちゃも、他の食材と合わせやすく、料理に彩りを与えてくれます。

おわりに

心に余裕がないときにこそ、まずは目の前のごはんを見て、香りを楽しんで、よく噛んで味わって、五感に集中してみること。おいしさの感度が上がると、心がほぐれて、見える世界が違ってくるはずです。五感の刺激いっぱいのかぼちゃの千切り、一度は試して楽しんでみてくださいね。