岐阜県中津川(なかつがわ)市の写真家百姓で、Koike lab.代表の小池菜摘(こいけ なつみ)です。畑の魅力伝道師の中では現在唯一の農家。畑に生かされている人間として、なにをお伝えできるかなぁ、なんてずっと考えながら、今日もいのちを愛でています。

ハタケト、今。

はるのにおいを日毎につよくしては、きゅきゅっと朝晩冷え込む中山間地。
そちらはもうしっかり春ですか、いのちはよろこびますか。

これを書いているいまも、こちらの気温は0℃。
何せ4月の終わりまで遅霜を心配しなければいけないのだから、よくもまあみんなこんな環境で農業をやっているなあなんて感心したりしている。
日に日に増える耕作放棄地にこころをしっかり痛めながら、今日も自分にできることを探すのだ。

春は田おこし。達人は山菜を採りはじめているが、わたしには見つけられない。
それからじゃがいもの芽出しをして、夏野菜の育苗を始める。
今年はいつもよりいろいろな種類の野菜を作ってみようと思っている、わたしが。
恵那山麓野菜を提供するにあたって、それぞれの農作物の栽培における特徴や愛らしさは自分で体感すること。

100聞くより1回やる方が理解できる。
挑戦の、はる。

(さといもの葉っぱとムスメの手)

わたしが個人事業主になった2012年7月から、一貫して挑戦していることがある。
情報発信といえばそうだし、愚痴といえばそうでもある、落書きたちだ。

Twitterは3アカウント。
@nasumikoike
@Koike_kab
@enasanrokuyasai
instagramは5アカウント。
@natsumikoike
@koikelab
@enasanrokuyasai
@koikequity
@famcampjp
Facebookは6アカウント。
@yuequity
@koikelabinfo
@enasanrokuyasai
@enasanrokulovers
@vegecreate
@natsumikoikelab
そのほかには
note
stand.fm
Youtube
LINE@

ホームページも拡充したので
Koike lab.
恵那山麓野菜

なんかもある。
頭がおかしい、恵那山麓野菜HP以外は全部一人でやっているのだ。
当然やれていないのに全部必要だから全部やれるようになることを頑張っている。

なんでこんなばかなことするのか、おはなししてみたいと思う。

(恵那山麓野菜でのわたしの役割はただしく言葉にすることにある)

挑戦しながら吐きつづけることばたち

Twitterは人生のアーカイブだし、instagramはカタログで
Facebookは先輩たちへの近況報告。
noteはことばの整理で、stand.fmは耳で入れたいひとたちへ翻訳を。
Youtubeは生み出した作品たちをまとめたいし、LINE@はファンクラブ。
ホームページは事業単位のアーカイブにしたい。

そうやって志して吐き続ける日々も、わたしが当事者であるから残せること、伝えられること、それらが必要なひとへ届けられること。
影響力はないけれど、それはいつかの誰かのこころに残ればいいのだと思っている。

今、この時、挑戦をしたことを、わたしだってすぐに忘れるのだ。
もちろんチームkoikelab(従業員)だってきっと50年後には覚えてない。
これから増える仲間にも、新しく好きになってくれるお客様にも、わたしたちはカッコつけずに全部を伝えたいと思っている。
ここまで9年間やってきたことを端的にまとめられるほど語彙力もなければ、覚えていられる記憶力もないのなら、こうして発信し続けるしかないのだ。

(地域の何気ない価値だってそう。)

ことばの行く末

わたしが野菜をそだてていることも、フードロスを必死に1gでも減らそうとしていることも、「地域保善」と掲げている地域をより保護しながら善くしようとしていることも、それは全部当事者であることに間違いはない。

100勉強したひとより多くの、1を確実にやっているのだ。

毎日毎日力不足を痛感して、小さすぎる自分を嘆きながら、それでも志だけは絶えず燃やし続けて一つでも多くに触れていく。
それでも、そうして生まれた感情や経験は、忙しく賢いひとたちが今触れられない現実であることも知っている。

わたしがなんともできなくたって、もしかしたら賢いひとが聞いたら、聴いたら、何かを変えられるかもしれないじゃないか。
そこには「たすけて」っていう叫びも混ざってて、それは時に賢いひとを不快にする。

臆することなく今日も、
・わたしにできたこと
・わたしにできなかったこと
を記録していくことが、わたしにとっては写真を撮り残すことと同様に重要だ。

読んで、聞いて、聴いて、心を寄せてくださる方の中から、もしかしたら本当に課題解決できちゃうひとがいるかもしれない。真っ只中にいるからこそ、伝え続ける必要がある。
地球はもう悲鳴を上げているし、人間ひとりひとりの選択で地球の寿命が決まるようなご時世なんだ。

能力の問題ではなくて、人間の個性たる本能を、地球上の人類がフル活用すれば、世界はきっと平和になるから。

お金を稼ぐ能力のあるひとはどんどん使って。それを考えうる限り重要で、必要なところまで届くように。
影響力のあるひとはどんどん現実を見極めてただしさと現実を説いていって。わからないひとに教えてやってよ。
たくさん食べられるひとはどんどん食べて。できるだけフードロスを出さないように、慎重に選びながらいっぱい食べて。
ずっとゲームができるひとはどんどんやって実況動画配信して。お金や時間がなくてゲームができないひとたちがひととき癒されるよ。やった気分になれるんだって。
旅が好きなひとはどんどん自慢して。instagramで映えることが重要なわけじゃないんだよ。ただただ、行きたいけど行けないひとたちのこころを癒して。

どんな能力だって、発信すれば無駄じゃなくなることを知っている。
シェアして、共有して、そうして誰かが誰かを豊かにし続けることができると信じている。

農業したくてもできないひとや
食糧危機の到来へ不安を感じているひとや
愛ある生活に憧れるひとや
頑張ることができないひとが
もしかして必要とする情報がどこかにあるかもしれないから、わたしは諦めずに挑戦のアーカイブを残していく。
いつかどこかの誰かの支えになることばが吐けるようになるように。

今日もわたしは練習するのだ。

(トラクターに乗るから語ることのできることばもきっとある)