初めまして。管理栄養士、お野菜レシピ考案家として活動しているいまむらゆいです。野菜の楽しさを伝えたくて、料理教室の講師やライター、レシピ作りなどのお仕事をしています。「ハタケが好き、野菜が好き」そんな思いをもち、さまざまな活動をしていく中で、ハタケトとご縁が繋がり、記事を書かせていただくこととなりました。

以前は野菜を「健康のため」という視点でしか見れていなかったわたしですが、ハタケと繋がりをもったことで、深い感動と心の健康を得ることができました。安心感を与えてくれるハタケという存在は、私にとって欠かすことができません。

初回のコラムということで、どんな形でハタケと繋がる仕事をしているのか、どんな思いを大事にしているのかをお伝えします。

1つの形にとらわれず、自分の心を乗せられる仕事を

野菜や料理に関することを中心に、料理教室の講師、ライター、農家さんや企業さん向けのレシピ提供などの仕事をしています。

料理教室は、野菜の切り方を基礎の基礎から、講義と実践練習でお伝えする教室です。教室の最後には野菜たっぷりのごはんを生徒さんとで囲み、わいわいと野菜料理を楽しみます。切り方をお伝えするレッスンですが、私の野菜愛が強すぎて、使う野菜について熱く語りすぎてしまうことも(笑)
今は教室の開催は難しくなっていますが、オンラインでの開催も検討したり、新たな教室も考えています。

ライターとしてのお仕事はまだまだ初心者ですが、野菜の魅力やよりおいしく食べるためのコツなどを記事にしています。「野菜についてもっと知ってほしい!」そんな思いが形になるライターの仕事は慣れないながらも楽しく、自分自身の学びにもなる仕事です。

レシピ提供のお仕事を始めたのは、Instagramでレシピを発信するようになったことがキッカケです。農家さんからいただいた野菜をよりおいしく食べたくて、オリジナルのレシピを作っていたら、半年で160レシピ以上にもなりました。今は農家さんが野菜を個配する際、購入された方へお付けするレシピカードの内容を作ったり、ビーガンの方向けのレシピ提供をしています。好きな野菜と料理を通じて農家さんや企業さんの力になれるこの仕事は、これからもベースにしていきたいお仕事です。

料理教室、ライター、レシピ提供。どれも畑と繋がって得た気持ちを伝えることを大切にしています。自分の気持ちに沿って取り組める仕事はとても心地が良いものです。

心の違和感を無視していた大学時代

今でこそ、自分のやりたいことや気持ちを大切にして、それを形にし始めているところですが、自分自身の思いに素直に行動するまでには、大きな葛藤もありました。

人生の選択方法を教えてくれたのは、大学2年生の春に経験した適応障害という心の病です。プツンっといきなり糸が切れたように体と心が動かせなくなる経験をしました。自分を責める気持ちが消えず、笑顔になることも、好きなことをするのも許されないのだという思い込み。心の中にあった違和感や感情を無視し続けていたことで、気が付かないうちに自分自身を追い込んでしまったことが適応障害の発症に繋がりました。

抗うつ剤を飲む辛い日々もありましたが、周りの支えもあり徐々に回復。ですが、その後の大学生活でも適応障害の再発を恐れてばかりいて、「心が折れない方法」や「心を強くするには」といった本ばかりを読んでいました。

就職活動が始まり、何に関わる仕事がしたいかを考えた時、えらんだのは青果物流通の道でした。その理由は2つあります。管理栄養士の資格取得に向けて勉強したことで、健康には野菜が欠かせないことを思い知らされたこと、そして、野菜を供給する立場になれば、管理栄養士ではなくてもより多くの人の健康をサポートできる、そう思ったからです。

勉強していたのに管理栄養士でなはいの道を選んだのは、栄養学が嫌いだったからではありません。そもそも管理栄養士専攻の学科に進んだのは、「家族の健康を一生守れる母になるため」という理由が1番大きかったからです。

卒業後は、第一希望の大手青果物流通会社に入社できました。念願の仕事に就けた!と思う一方で、入社して1年ほどである違和感が芽生え始めました。

大学時代に心の違和感を無視続け、心と体のバランスを崩した経験があった私は、今度はその違和感がどこからくるのか、自分の心と向き合うことを決めました。

後半のコラムでは、ハタケと入社先の青果工場を行き来していた私が見つけた本音とこれからについてお話したいと思います。